褥瘡も課題になります

病気

褥瘡・・・

いわゆる『床ずれ』ですね。

今もそうですが、今後も透析患者さんの問題の一つになってきそうですね(>_<)

 

高齢者透析患者さんで臀部に褥瘡ができ始めています

本人はいたって元気

食事もしっかり食べているのですが、

年齢が上がると、栄養サイクル自体が弱るのか?年々どうしても体が痩せてきます。

 

褥瘡に関しても、今後はクリニックレベルでしっかり対応していく必要があるのかもしれません。

と言っても、今でもやっているところはやっているでしょうけどね(;・∀・)

 

ここでは褥瘡に関して簡単にまとめていきたいと思います。

褥瘡の原因は?

原因は皮膚の血流障害ですね

一部分に圧力がかかり続けると、その部分の血流が悪くなるもしくは途絶えてしまいます。

その状態が続くと、血流障害により褥瘡が出てきます。

 

特に、

脳性まひがある人や神経障害等により、一人で寝返りをすることができない人、

下肢麻痺や筋力低下により、長時間車いすに乗っている人

こんな人は要注意

さらに、透析患者さんに多い、糖尿病の人も要注意です

 

透析って、穿刺針が入ったままになっているので、最低4時間同じ体位で寝ている患者さんもいます

透析を始めたころに、透析中は動かないんでね!!という刷り込みもありますからね(;・∀・)

褥瘡の好発部位は?

褥瘡の好発部位は

こんなところです

圧が加わるところですね。

寝てても座っててもですね。

特に、骨突出部によく発生します。

 

骨があるところは脂肪層も筋層もないので皮膚障害ができやすいですね。

今回の患者さんは臀部にできかけている

デイサービスでも座りっぱなしで、寝ている時間も多いです

臀部にできる可能性はありますね。

上の図を見ると、臀部と合わせて、背中や踵も確認しておく必要があるかもしれませんね。

褥瘡の予防は?

原因が圧迫なので、

予防策は除圧になりますね。

 

寝たきりの人なら、定期的な体位変換が必要

実際には2時間毎の体位変換・除圧がが必要になります。

粘弾性フォームマットレスを使用している場合には4時間以内の間隔

になるみたいですね。

病棟ではおむつ交換の時に一緒に体位変換をすることが多いのでしょうか?

透析室では、普通のマットレスでは2時間毎の体位変換をすることになりますし、専用のマットレスを利用している場合にはギリギリの時間ですね。

病院ではエアを自動で体位変換をしてくれる、エアマットレス等も備わっていることもありますし、褥瘡予防はやりやすいかもしれませんね(・∀・)b

モルテンから販売されている『アドバン』はよく見かけますよね。

透析室でそのマットレスを利用できるかどうかはわかりませんけどね(;・∀・)

 

座位による尾骨部の褥瘡に対しては、クッション材を褥瘡部に当てて、円座等を利用して

除圧をするしかありませんね。

ガイドラインでは「体圧再分散クッション」や「ダイナミック型クッション」等の利用が勧められているみたいです。

 

ガイドラインにはゲルクッションは記載されていませんが、予防としての除圧には効果があるかもしれませんね(・∀・)b最近話題になっていますし、いろいろな種類も販売されています。

私も試したことがありますが、確かに、長時間の座位もお尻の痛みは和らぎます(・∀・)b

 

また、褥瘡好発部位には予めドレッシング材の使用も勧められています。クッションが入っているドレッシング材も各社から販売されているので、有効活用したいところです。

それなりの値段はしますが・・・(>_<)

 

褥瘡予防に関しては、栄養面のケアも重要になってきます。

高齢者の低栄養は褥瘡の発生率を上げます。

適宜、栄養剤やサプリメントを利用して、栄養状態の改善に努める必要がありますね。

 

褥瘡のステージは?

褥瘡にはそれぞれのステージがあります。

基本的な分類は「深さ」によるものですね。

分類はステージⅠ~ステージⅣまであり、それぞれの特徴はこんな感じになります。

ステージⅠ:消退しない発赤(骨突出部に限局された領域に招待しない発赤を伴う損傷のない皮膚。疼痛を伴ったり、硬い、柔らかい、熱感や冷感がある場合もある)

ステージⅡ:部分欠損(黄色壊死組織(スラフ)を伴わない、創底が薄赤色の浅い潰瘍として現れる真皮の部分層欠損。水疱ができることもある)

ステージⅢ:全層皮膚欠損(皮下脂肪は視認できるが、骨、腱、筋肉は露出していない。スラフが付着していることがある。ポケットや瘻孔が存在することもある)

ステージⅣ:全層組織欠損(骨、腱、筋肉の露出を伴う全層組織欠損。スラフまたはエスカー(黒色壊死組織)が付着していることがある。ポケットや瘻孔を伴うことが多い。)

 

こんな感じですね。

と言われても、正直、実際に観察して経験を積むしかありませんね(;・∀・)

人それぞれ、見た目も違えば状態も違ってくるでしょうからね(>_<)

上記のステージ分類は見た目のもので、

さらに、褥瘡の状態を評価するためのスケールが「DESING」になります。

今ではさらに進化して「DESING-R」になるみたいですね。

ステージやDESING-Rに関してはここがわかりやすく解説してくれていますね(・∀・)b

DESIGN-R®について知っておこう:ガイドラインに基づく まるわかり褥瘡ケア
「DESIGN-R®について知っておこう」のページです。日本褥瘡(じょくそう)学会が開発したアセスメントツールが「DESIGN®」です。「DESIGN®」の概要を詳しく説明したコンテンツです。

褥瘡の処置に用いる薬剤

褥瘡の処置は、創部の洗浄、感染対策が主な処置。

後は、本人の治癒力に期待することになりますね。

 

褥瘡の処置に用いる薬剤がいろいろガイドラインに載っていました

正直・・・知りません(^^;)

知っている薬剤もありますが・・・。

ということで、

まとめておきます。

ジメチルイソプロピルアズレン

アズノール軟膏ですね。初期からびらん・浅い潰瘍と幅広い状態に用いることができるみたいですね。

アズノール軟膏は痛みやかゆみを抑える効果、傷の治りを促進する効果がある。

肌に強くすりこむ必要なし。

アルプロスタジルアルファデクス

プロスタグランジンやプロスタンディン軟膏になります

血流を改善し、肉芽形成、表皮形成の促進効果

ブクラデシンナトリウム軟膏

アクトシン軟膏3%になります。

プロスタンディン軟膏と効果は同じようなもの。

局所血流改善作用、血管新生促進作用、肉芽形成促進作用、表皮形成促進作用

カデキソマーヨウ素

カデックス軟膏になります

浸出液が多い場合に有効になるみたいですね。

殺菌効果も期待できる

ポビドンヨードシュガー

イソジンシュガーパスタ軟膏ですね

滲出液が多い場合に用います。

ヨウ素の効果で殺菌を行い、白糖の効果で細胞を活性化させ、皮膚の再生が早くなる。

黒色期、黄色期の褥瘡に適している。

 

こんな感じですね。

まだまだありますが、効果は同じで中身が違う薬剤になることが多いですね。

流れとしては、

でき初めはアズノール軟膏で処置。これで改善すればよしですね(・∀・)b

悪化して、びらんや潰瘍になった場合は、アズノール軟膏も使って、プロスタンディン軟膏で血流促進・肉芽形成の期待ですね。

ステージⅢからはイソジンシュガー等を用いて、感染対策を行いながら、細胞再生の促進効果を期待。

もちろん、どの段階でも除圧と生食や水道水での洗浄も行っていくことが重要です。

まとめ

今回は褥瘡の話になります。

臨床工学技士なので褥瘡に関してほとんど無知だったので、いいまとめになりました(・∀・)b

(勝手にそう思っています(^^;))

 

褥瘡のステージに合わせて、薬剤をチョイスし、改善を期待。

除圧をし、栄養状態の改善を同時に行う必要がありそうですね。

 

透析患者さんの場合、糖尿病患者さんが多く、栄養状態も悪いので、

一度、褥瘡が形成してしまうと、治癒に時間がかかるもしくは治癒しきらない(>_<)

という結果になりそうですね。

となると、褥瘡予防が重要になってきますね

 

寝たきり患者さんや歩行ができず車いすの患者さんには褥瘡に関しての指導も行うことが重要になりそうです。

褥瘡が悪化し、感染を起こし、菌血症・・・と、最悪の状態にならないようにしたいものですね。

 

フットチェックも同じような理由で行っていましたが、褥瘡予防も透析室での重要な役割を担ってくるのかもしれませんね。

高齢化が進んでいますからね。

90台以上の透析患者さんも多くなってきていますからね。

 

 

 

※参考にさせていただいたサイト作成者の方には心より感謝いたします。

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