加齢黄斑変性症とは

臨床工学技士業務関連

透析患者さんに今現在ほぼほぼ見えていない人がいるのですが

カルテを見ると・・・

「加齢黄斑変性」

だったそうです。

 

ところで・・・加齢黄斑変性とは???

となってしまいました(^^;)

ということで、調べてみようということです(・∀・)b

 

結論は

・加齢黄斑変性は2分類「萎縮型」「滲出型」

・原因は加齢や紫外線、そして、喫煙

・症状には「変視症」「中心暗視」「色覚異常」がある

・治療法ほぼなし、ただし、進行を遅らすことは可能

と、いうことです。

加齢黄斑変性は早期発見がカギになるみたいですね

明日は我が身、

加齢に伴って起こることは誰にでも起こることだと思います。自分のためにもまとめておきたいと思います。

それではまとめていきます。

眼の仕組み

まずは眼がどんな構造になっているのか?

ですね。

ざっとこんな感じ。

網膜にはものを見る細胞がたくさんありますが、そのさらに重要になるのがこの黄斑部

細かなものを見たり、色の識別を行う働きがあるみたいです。

目の構造に関してはあまり詳しくありません(^^;)

 

つまり、この大切な黄斑部が加齢とともに障害を受けたり、喫煙や紫外線が障害をあたえて、視力を奪っていくのが加齢黄斑変性ですね。

加齢黄斑変性症の原因

原因は加齢によるもの

また、

外的要因として、喫煙や紫外線の暴露、遺伝、生活習慣と多岐にわたるみたいです。

加齢によって、黄斑部の老廃物の処理能力が衰えて、老廃物が悪影響を及ぼしていると考えられているそうです。

まだ、はっきりした原因がわかっているわけではないみたいですね。

 

その中でも、喫煙が最大のリスクファクターになるみたいです。

喫煙は万病の元

禁煙ができる人は禁煙するのが健康を維持するうえで最重要なことになるでしょう。

加齢黄斑変性症の種類

種類は大きく2つ

・萎縮型

・滲出型

 

萎縮型は年齢と共に、網膜色素上皮が委縮していくみたいです。網膜や黄斑部が障害されるとダイレクトに視力に影響が出てきますね。

この萎縮型は欧米人に多いみたいです。

 

滲出型は異常な血管(新生血管)が原因。上図の脈絡膜にこの新生血管ができることから、脈絡膜新生血管と呼ばれています。

新生血管は脆いです

なので、すぐに破れて出血したり、滲出液により網膜や黄斑部が障害を受けます。

こちらは日本人に多いタイプです。

 

萎縮型はゆっくり進行していくのに対して、滲出型は突然症状が出たり、進行が早まったりするのが特徴になります。

加齢黄斑変性症の症状

・変視症

・中心暗点

になります。

 

変視症では物が歪んで見えたり、

中心暗点は視野の中心部分が欠けたり、暗くなったりします。

 

逆にこのような症状が現れた場合、すぐに眼科の受診をしたほうがいいということになります。

加齢黄斑変性症の治療

どちらも治療方法は確立されていません。

特に、萎縮型には治療がありません。

 

滲出型にも治療法はないですが、

進行を遅らせることが可能。

治療方法としては3つ

・薬物治療(抗血管新生療法)

・光線力学的療法

・レーザー凝固

になります。

 

滲出型の原因が新生血管になるので、どれもこの新生血管の増殖を抑えたり、焼け切ったりします。

現在は薬物療法と光線力学的療法の合わせ技が一般的になっているみたいですね。

加齢黄斑変性症の予防

予防は原因をつぶしていくことが重要になります。

禁煙に紫外線から目を守ることが重要になります。

バランスのいい食事を心がけることも予防につながるみたいです。

特に、

抗酸化ビタミンや色素ルテインを積極的に摂取するのがいいみたいです。

これらはサプリメントでも摂取可能なので、サプリメントを活用するのもいいみたいです

まとめ

失明してしまうと生活に大きな影響が出てしまいます

加齢に伴い進行しますが、予防をすることで進行を抑えることが可能。

 

さらに、

日本人には滲出型が多く、急激に悪化することがあります。

日ごろから眼科を受診したり、症状を知って、

早期発見、早期治療を行うことでも進行を遅らすことが十分可能になります。

 

また、

透析患者さんも高齢化しているので、目の見え方を確認しておくのもいいかもしれませんね。

早期発見につながるかもしれません(・∀・)b

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