国民皆歯科検診ということで、
年に1回の歯科検診が義務化されるかもしれませんね。
岸田政権が進めている「骨太の方針」が閣議決定されましたから。
歯科検診が義務化されるとどうなる?
年1回の歯科検診に行かなければならなくなります。
「義務」
ですから、強制ですね。
これの目的が、
歯の健康を保って、健康を維持する。
そうすることで、医療費負担を減らそう
ということだそうですよ。
歯科検診で医療費が少なくなる理由
ところで、
何故、歯科検診を行うことで、医療費を減らすことができるのか?
実に不思議です(・・?
虫歯治療にかかる医療費がそれほど莫大になっているのか?
なんて思うかもしれませんが、
虫歯ではなく、
『歯周病』
が問題になってくるみたいですね。
日本臨床歯周病学会のサイトにも記載がありますが
歯周病は万病のもとになりうるのですね(゚д゚)!
歯が無くなるだけではなく、
狭心症や心筋梗塞といった心臓疾患や脳梗塞
さらに、かかわりが深いのが糖尿病
そして、低体重児早産のリスク
さらには誤嚥性肺炎のリスク
と、挙げるときりがないくらいです(゚д゚)!
歯周病と他の疾患の関係については是非、歯周病学会のホームページを見てください
つまり、流れとしてはこうですね
歯科検診を義務化⇒歯周病予防・治療⇒心臓疾患・脳疾患等のリスク回避
結果として、歯周病が原因で起こっていると思われる疾患に対しての
医療費の削減を行うことができる。
ということになるのでしょうね。
歯科検診の義務化で費用はどうなる
問題はこれですよね。
義務化されたけど、
毎年の検診費用はどれくらいになるのか?
これですね。
各自治体が行っている定期的な歯科検診では
検診費用で700円程度(地域差あり)
みたいですが、
これで歯周病が見つかってもその後の歯周病治療は自腹
これだと、きっといかない人が多いのだろうな~って思います(^^;)
歯周病もそうですが、虫歯もあるのが解っていてもなかなかいかないのが人の常だと思います。
歯科検診を行ってもその後の治療まで続ける人が一体どれくらいいるのか?
難しいところですね(;・∀・)
そもそも、治療もちゃんと行く人は自分で定期的に歯科検診に行っている気がします(>_<)
個人的に思うこと
歯科検診は行った方が個人的には思います。
例え、義務でなくても。
歯を大切にすることが重要だと思うからですね。
食事ってとても大切です(^-^)
美味しいものを食べると心も豊かになりますからね(・∀・)b
これは老若男女問わずだと思います。
そして、透析患者さんも例外ではありません。
透析患者さんの多くが糖尿病から腎不全の起こして、透析を始めている人が多い昨今。
歯周病を無視できませんよね。
歯が無くなると、食べたいものを食べることができなくなり、
食欲が出なくなります。
ただでさえ、低栄養が問題視されているのに、食べることが出来なければさらに低栄養になります。
悪循環ですね。
そうなると、アルブミンも下がり、透析中の血圧低下が顕著になり、除水が十分にできない。
そうなると、浮腫が出てくる。
下肢に浮腫ができると、歩くのが億劫になり、筋力が低下。
悪循環ですね。
なので、透析患者さんにも
定期的に歯科検診を進めていたりします。
もちろん、現在まだ歯がある人に限ってですが(^^;)
大多数の透析患者さんがすでに入れ歯になっていますが、
1本でも多く、今後、自分の歯が残ればと思っています(^-^)
考え方によっては
歯1本当たりの価値は90万円から120万円と言われるほどだそうですよ(>_<)
口の中ですでに、何千万もの資産を持っていることになりますね。
まぁ売ることはできませんが(^^;)
それだけ価値がある物を
守らないわけにはいきません(^-^)
歯科検診は率先して、毎年定期的に行っておきたいですね(・∀・)b