突然の「今日は透析行きません」

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看護のお仕事

朝のプライミングの時間

突然、外線がかかってきます

電話の主は患者さん

「今日は体調が悪いから透析は行きません」

と( ゚Д゚)

 

これ、どこの施設でも1度は経験した人がいるのではないでしょうか?

患者さんの「今日は行きません」

透析室あるあるです。

 

透析患者が透析をしなかったらどうなるか?

そもそも、

透析患者さんが透析をしなかったらどうなるのか?

 

最終的には亡くなります。

 

腎不全からの高カリウム血症や心不全、溢水による呼吸困難・・・

原因は多々あると思いますが、

腎不全で、透析をしなければならないのに、透析を行わなければ亡くなることは確実になります。

 

ただ、

1回透析をスキップしたくらいでは大丈夫なことの方がほとんど。

(とは言っても、長期的に見ればいいことはありません。安易に、スキップしないようにしましょう)

ここで重要なのが、

・透析間の増加量

・普段の採血のカリウム値

この2つですね。

 

透析間の増加量問題

透析は月・水・金もしくは火・木・土のどちらかで、1週間に3回透析をすることになります。

つまり、月曜日・火曜日は中2日空いているということ。

それ以外は中1日。

 

もし、

月・火をスキップするとなると中4日空くことになります(水・木に来ること前提)

その他では中3日空くことになります。

 

透析間の増加が多い人では、中2日でギリギリ溢水にならない増加できていた場合、

それ以上、除水をしなければ溢水になるリスクは高くなります。

心不全にもなりますね。

 

同居人がいる場合は呼吸困難になった場合、救急車を呼んでもらうことも可能ですが、そうでなければ、危険な状態になることは必至です。

 

普段から増加が多い患者さんは溢水のリスクが高くなるということです。

カリウム値の問題

もう一つはカリウム値の問題

高カリウム血症になった場合、

心臓は止まります

 

だいたい、カリウム値が5.5mEq/L以上になってくると、

脱力感や唇のしびれが出てきます。

心臓では不整脈が多発し、心室期外収縮から心停止

 

高カリウム血症は待ったなしで命を奪う恐れがあります。

 

つまり、普段の採血でいつもカリウム値が上限ギリギリの人では心停止のリスクが高まります。

 

今日は透析、お休みしますと言われたら?

突然の電話で、

「気分が乗らないので、今日は透析お休みします」と、言われた場合はどうするのか?

 

これは難しい問題です。

 

患者さんの体だけを考えた場合、引きずり出してでも透析をしてもらうことが必要かもしれません。

ただ、

医療は本人の自由意志が尊重されます。

 

スタッフ側ができる対応としては、

・しんどいなら、一度、先生に診てもらっては?と来院を促す。その後、採血等で判断

・それも嫌なら、リスクを伝えるだけ

になります。

 

冷たく聞こえるかもしれませんが、

あくまでも医療は自由意志にもとに成り立っています。

患者が治療を拒否した場合、よほどのことがない限り、それを尊重するしかありません。

 

気が変わったら、来てください。いつでも準備はできていますから。

明日でも来ていただいて大丈夫です。

 

と、来院はいつでも来院は可能ということを伝えるだけになります。

 

スタッフとしてできることは?

ほとんどありません。

スタッフが自宅まで訪問して説得することもできません。

非常に難しい問題だと思います。

対応方法はほとんどなく、患者さんに選択肢を伝えるだけになります。

 

できることは、自己防衛。

自分の判断で動くのではなく、医師の指示を仰ぎ、カルテに詳細を書いておく。

これが重要になります。

 

もし、患者さんに何かが起こった場合、

やり取りの記載がない場合、どうにもなりません。

 

そして、昔と違い、今は個人が訴えられる時代になります。

自分の判断で動くのはとても危険で、誰も守ってくれません。

 

まとめ

医療は自由意志

患者さんがやりたくないと言えば、スタッフはどうすることもできませんね。

 

できることは、リスクを伝えるだけ。判断するのは患者さんになります。

 

ちなみに、

今まで、何度かそのように言ってこられた患者さんはいましたが、

翌日や次回の透析には来てくれていたので、大事になったことはありません。

が、いつそれに遭遇するか・・・不安ばかりですね。

 

 

 

※参考にさせていただいたサイト作成者の方には心より感謝いたします。

このサイトは私の勝手な意見も含まれていますので、鵜呑みにせず、ご自身の判断にて理解していただきますようお願いいたします。

また、できる限り最新情報に更新していこうと思っていますが、抜け漏れもあると思います。

常に、最新情報をご確認していただけますようお願いいたします。

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