透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方

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先日、透析患者さんのDW(ドライウェイト)に関しての記事を書きました

透析患者のDW(ドライウェイト)

ここで詳しく書くことができなかった、

DW(ドライウェイト)の決め方に関してまとめましたので記事にします(^-^)

透析患者のDW(ドライウェイト)の指標

透析患者さんのDW(ドライウェイト)を決めるときの手助けになる指標がいくつかあります

大きく分けると、

・測定数値

・臨床症状

この2つ

測定数値としては

血圧

心胸比(CTR)

hANP(ヒト心房ナトリウム利尿ペプチド)

下大静脈径(IVC)

inbody(インボディー)

臨床症状としては

浮腫

めまい

呼吸苦

これらになります。

他にもまだあるかもしれませんが(;’∀’)

透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方 血圧

血圧

非常に難しい問題です(>_<)

一言で血圧と言っても、ただ、数字を見て高血圧・低血圧という分類ではありませんよね(^^;)

透析患者さんの場合は、年齢に既往歴等も加味していかなければなりません。

数字だけで言えば、

週初めの透析前の血圧が140/90mmHg未満

これが、目標値になります。

が、これがなかなか達成することができないのが悩みどころです(>_<)

また、家庭血圧も考慮する必要がありますし、血圧に関しては様々な報告があります。

透析中の最低血圧110/60mmHgいかになると死亡率が優位に上がる・・・なんて報告もあるので、頭に入れておきたいですね(>_<)

透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方 心胸比(CTR)

心胸比(CTR)は基準値がちゃんと決められています

男性では50%以下 女性では55(53)%以下

になりますね。

これは、透析前?透析後?

どちらで測定するかも問題になりますが、

心肥大や心臓のねじれで上記の基準値は変わってきます(^^;)

 

また、撮影時の吸気の仕方によっても大きく心胸比(CTR)は変わってきます

つまり、

透析患者さん毎に適正値が変わってくるということ。

なので、前回との変化を見ることが重要になってきますね(^-^)

その変化の中で、透析患者さん毎の適正値を判断していく必要がありますし、

心臓のイベントがあった場合は全く変わってくるかもしれません(-_-;)

透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方 hANP(ヒト心房ナトリウム利尿ペプチド)

hANP⇒ハンプと呼びます

体液量が増えると、心房から分泌されます

なので、数値が増えると水分が溜まっている指標になります

基準値は

100以上でDWを下げる

25以下でDWを上げる

こんな感じ。

まぁ・・・ざっくりしていますね(^^;)この間に収まっていればいいということですね。範囲は広いですが(>_<)

 

ただ、心房細動等の心疾患の影響を受けるので、透析患者さんの中にはhANPがあてにならない人もいるので注意しなければなりません

透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方 下大静脈径(IVC)

腹部エコーや心エコーで測定します

下大静脈径(IVC)は吸気時(IVCi)、呼気時(IVCe)で測定します

基準値はIVCiが6-10mm、虚脱指数(CI)0.8以上(透析終了時)

になります。

(虚脱指数(CI)=(IVCe-IVCi)/IVCe)

 

下大静脈径の注意点は・・・失礼ですが・・・測定者の腕になりますね(;・∀・)

なので、腕のいい検査技師の方に測定してもらうのがベストです(・∀・)b

透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方 inbody(インボディ)

体の水分バランスはもちろんですが、脂肪量、筋肉量、骨格量等を測定することができる機器

と、いろいろ測定することができるので、様々な角度から透析患者さんの役に立てることが可能です( ̄▽ ̄)

でも、ここではDW(ドライウェイト)の話(^-^)

基準値は

ECW/TCWが0.400程度

これよりも高ければ体液過剰でDW(ドライウェイト)を下げ、低ければDW(ドライウェイト)を下げることを考えます。

測定タイミングや体位によって変わってくる場合がありますが、正しく測定することで正確な体液量を測定することができる優れものです(・∀・)b

機器の購入が必要になりますが、

保険点数もついているので長い目で見ればメリットがありますね( ̄▽ ̄)

 

主な透析患者さんのDW(ドライウェイト)の基準値です

続いて、臨床症状ですが・・・

透析患者のDW(ドライウェイト)の決め方 臨床症状

臨床症状には

浮腫、めまい、呼吸苦etcがあります

 

浮腫は透析前や透析後の下腿等に浮腫があれば体液過多

めまいは低血圧によるものがほとんど、それ以外のめまいは他の疾患も考慮する必要がありますね(;・∀・)

起立性のめまいもありますが、こちらは糖尿病患者の場合に多いです。が、これはDW(ドライウェイト)とは関連しない場合もありますね(>_<)

呼吸苦に関しては、

透析前に起座呼吸になってしまう状態。

つまり、体液過剰による溢水です。この場合はDW(ドライウェイト)を下げる必要がありますね。

しかも、早めに・・・

 

臨床症状としてはこれら以外にもあるかもしれません。

毎回の透析患者さんの様子を観察して、変化に気が付くことが重要になりますね(・∀・)b

まとめ

透析患者さんのDW(ドライウェイト)の決め方に関してでした。

様々な指標がありますが、基準値はあるものの、

透析患者さん毎に変わってくることがほとんど。

なので、

DW(ドライウェイト)の決め方はそれぞれの指標を総合的に見て、判断する必要があります。

透析患者さんのDW(ドライウェイト)はこれだ毛見ればOK(・∀・)b

というものはありませんね(;・∀・)

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