骨塩定量検査
というのがあるのですが・・・
よくわからん( ゚Д゚)
ということで調べてみました(・∀・)b
で、
結論から言うと・・・
測定値は「Tスコア」と「若年成人比較%(%YAM)」
を確認
ということです(・∀・)b
骨塩定量検査とは
目的は骨の状態を見る検査
骨粗鬆症の診断、代謝性骨疾患の診断に役に立ち、
定期的な測定により、早期に骨量の減少を発見することが可能
だから、
不要な骨折を回避することができるということですね。
骨塩定量検査の種類
骨塩定量検査の種類はいろいろあるんですね
・X線フィルムの濃度定量法:DIP法等
・X線の吸収率を用いる方法:SXA法、DXA法
・CTを用いる方法:QCT法、pQCT法
・超音波を用いる方法:QUS法
私のところは踵に超音波を当てる方法なので、QUS法になります。
骨塩定量検査の測定部位
測定部位は上記の種類によって変わってきます
・X線フィルムの濃度定量法:DIP法等⇒手
・X線の吸収率を用いる方法:SXA法、DXA法⇒橈骨、腰椎、大腿骨等
・CTを用いる方法:QCT法、pQCT法⇒腰椎、橈骨、脛骨
・超音波を用いる方法:QUS法⇒踵骨
骨塩定量検査のそれぞれの特徴
どれも、骨塩定量を測定して、
骨のもろさを見ることができるのですが、特徴が変わってきます。
・X線フィルムの濃度定量法:DIP法等⇒X線の被ばくリスクあり 簡易的に測定可能
・X線の吸収率を用いる方法:SXA法、DXA法⇒x線の被ばくリスクあり 主流の検査方法 検査機器が大きくなるので施設が限定される
・CTを用いる方法:QCT法、pQCT法⇒X線被ばくのリスク CTが必要なので施設が限定される
・超音波を用いる方法:QUS法⇒簡易で被ばくリスクなし スクリーニングに用いられる 機器も小型で場所を選ばない。
ということですが、
骨粗鬆症の診断で用いることができるのが、腰椎または大腿骨近位部の骨密度を用いることになるみたいなので、診断をするなら測定方法も決まってきますね。
詳しくは学会の基準を確認してください(^-^)
骨塩定量検査の検査値
これが問題!!
骨塩定量検査の検査結果(超音波法)には
・SOS
・BOA
・OSI
・Zスコア
・若年成人比較%
・Tスコア
・同年齢比較%
があるのですが・・・まぁよくわかりませんでしたね(;・∀・)
そして、検査をして誰に聞いても、こんなもんで終了です(>_<)
きっと、誰もこれの見方を知らないんだ・・・って思っていました。もちろん、私もその一人( ゚Д゚)
ということで、それぞれを見ていきたいと思います。
と、その前に、
骨粗鬆症の診断に用いるのは「Tスコア」と「若年成人比較%」になるみたいです。
・SOS:骨内電動速度
・BOA:超音波減衰係数
・OSI:音響的骨評価値
・Zスコア:骨密度を被験者と同年齢の平均値と比較し、同年齢の標準偏差(SD値)で割ったもの((被験者の測定値-同年齢の標準値)/同年齢の標準偏差)
・若年成人比較%(%YAM):若年成人骨密度の平均値を100%として、骨密度を%表示する指標(被験者の測定値/若年成人の平均値×100)
・Tスコア:骨密度を若年成人平均値と比較し、若年成人の標準偏差(SD値)で割ったもの((被験者の測定値-若年成人の標準値)/若年成人の標準偏差)
・同年齢比較%:同年齢の骨密度の平均値を100%として、骨密度を%表示する指標(被験者の測定値/同年齢の平均値×100)
で、原発性骨粗鬆症の診断基準が
脆弱性骨折の有無とその骨折部位で分類して、骨密度の結果と合わせた評価によるものです。椎体骨折や大腿骨近位部骨折を有する場合は、それだけで骨粗鬆症であると診断され、骨密度値の参照は求められませんが、測定の必要がないと言うことではなく、治療を開始する前にはベースライン値を得る目的で測定が不可欠です。骨密度の測定部位は、腰椎と大腿骨近位部の2部位を基準とします(後述)。以下の原発性骨粗鬆症診断基準により骨粗鬆症と判断します。
・脆弱性骨折がある場合
椎体、または大腿骨近位部の骨折
その他の脆弱性骨折があり、骨密度がYAMの80%未満
・脆弱性骨折がない場合
骨密度がYAMの70%以下、または -2.5SD以下
日本代謝学会より
なので、上記の骨塩定量の測定値で見る部分は
「Tスコア」と「若年成人比較%(%YAM)」
ということになりますね(・∀・)b
次回の測定からはこの値をしっかり見ていこうと思います( ̄▽ ̄)
まとめ
骨塩定量検査の種類や測定方法、基準値等をまとめました
結論は
測定値の「Tスコア」と「若年成人比較%(%YAM)」
が、原発性骨粗鬆症診断に必要になるみたいですが、
そもそも、超音波式の骨塩定量検査では診断することができず、
スクリーニングに用いるだけになるみたいです。